思考はストップ、感覚はフルに

コロナ禍がもたらした社会の変化のひとつが
テレワークですね。

自宅にいながら仕事ができる職種の方は9月に入った今でも、テレワークをされている方はかなりいらっしゃるのかな。

そんな中で、最近自律神経失調症となっている方のお話を聞く機会が増えてきました。

自律神経失調症とは体のオンとオフの使い所が乱れてしまうような状況といえます。

昼間はやる気が出ず怠くて仕方がない状態だったり、逆に夜は神経が高ぶりなかなか寝付けない。

不眠によって内臓が休まるべき時間に休まらず、胃腸の不調を引き起こし栄養の吸収が下がり、痩せてしまう。体力、気力が沸かない。

負の連鎖を引き起こしてしまい、不安が募る。

こんなような状況に陥ってしまっている方が若い方の中で特に増えているようです。

自律神経失調症は、本人にとってはとても辛い状況ですが、傍目からはその深刻さが伝わりにくい病気です。






自律神経失調症の主な症状はめまい、食欲減退、胃腸障害、不眠、気力低下など、様々です。

このような身体の不調はどうして起きるのでしょう?

心と体は密接に関係しています。

では、心に何かその原因となる鍵が見つかるのでしょうか?

そうなのです、心のあり方を変えることで、体は元気になっていきます。

とはいえ、辛い状況の時に気の持ちようだよ!なんて、軽く言って済むことではありません。

自律神経失調症とは、言わば陰と陽のバランスの乱れといえます。

陰と陽とは、まさに体と心の関係です。


実体のあるものと、ないものとも言えますし、

感覚と思考とも言えます。

現代人の大部分の不調の原因は思考の使いすぎにより、

体の感覚を置き去りにした結果だと言えるでしょう。

体の感覚を取り戻すための自己防衛として体は様々なメッセージを私たちに送ってきているのです。

体が、心が辛さを感じたら、今一度自分の頭の中からたくさんの思考を追い出して空っぽにすることが、一番の薬になるのです。

簡単に言うけど、頭の中空っぽになんかなかなかできないよ!って思いますよね!

これが結構簡単にできるのですよ!

体の5つの感覚器官:視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚これらのどれでもいいので、これらを感じられる状況を作ります。

そして、体が感じる感覚だけをただただ感じるのです。

アロマオイルで森の香りを嗅ぐ、しかし、その後そこから森を想像したり、旅行に行きたいな、とか、でも仕事があるから無理か、とか思考に繋げないことです。

ただただ匂いを感じる。そして、今ここを感じる。

また、音に意識を持っていくとしたなら、自分の耳に聴こえてくるあらゆる音をただただ聴く。すると、今まで感じたことのない様々な音の連なりが自分を包んでいきます。

そして、今その音を聴いている、今ここを感じるのです。

はじめはついつい、想像し、思考につなげていきがちですが、その思考を後追いすることなくまた、今ここに戻って来れば大丈夫!

こうした体の感覚をただただ感じるという時間を大切に過ごすことで体の不調は不思議と消えていってしまいます。

飲み物や食べ物を食べるときはいい機会です。

スマホを置いて飲み物の香りを嗅ぎながら嗅覚を感じ、液体を舌に含み味覚を味わい、喉を通る液体の滑らかさを感じる。それだけで今ここに戻って来ることができます。

何も考えないをする。

でも感じることをするのです。

そこに、善悪や否定、追求につながる思考はいりません。

ただありのままの自分、何者でもないリアルな私という体感覚をただただ感じるだけです!


そう、ただバランスが偏っていただけなんです。
自律神経失調症という名前がついてはいますが。

難しく考えることはなにひとつないのです!


たくさんたくさん考えて頑張ってきたあなただから、今度は自分ことをただ感じる時間を作る時だよって体が教えてくれているのですよ!

休んでいたら世間に置き去りにされてしまうんじゃ?と思いますか?

置き去りにしてしまうのは、世間ではなく自分の思考そのものです。

だから大丈夫です、そんな風に想像がまた自分を支配している時こそ、今ここを感じるチャンスとしてくださいね。